PocketPCでセキュリティを強化する その1

1 まずは、OSの機能を使って、PowerOnパスワードを設定します。

次に、アプリケーションを組み合わせてセキュリティの確保を行ないます。

2 OS標準機能、スタートメニューを使えないようにする
 Startをタップすると現れるメニューは、実はファイルエクスプローラを使うと、\Windows\StartMenuディレクトリの下にあるファイルが表示されているということがわかります。つまり、これを消すと、表示されなくなります。これでTODAY、プログラム、設定、ヘルプ、検索だけになります。

3 スタートメニューのプログラムを使えないようにする
上で示した、\windows\StartMenu\Programの下にあるプログラムを消すと、これも現れなくなります。

2,3で、ファイルエクスプローラ、Word、Excelレジストリエディタ、ファイラーを消します。こうすることで、ほとんどのファイルにアクセスできなくなります。
WordやExcelを消すのは、WordやExcelのファイラー機能でファイルの閲覧を防ぐことが目的です。

4 ここまですると使いにくくなってしまいます。なので、ファイラーやレジストリエディタ、Word,Excelなどを使えるようにします。
そのために、パスワード機能のあるランチャをインストールします。
手前味噌ですが、パスワード機能のあるランチャーは自作していて、tdLaunch/Yという名前で公開しています。これのオリジナルはNAKKAさんが開発し、許可を得て、カスタマイズ版を作っています。
このプログラムで、ファイラー機能があるもの、他人に触らせたくないプログラムにパスワードを設定すればOKです。

5 次に、ボタン起動に登録されたアプリにもパスワード入力をさせる機能を設定します。この機能もtdLaunchはサポートしています。この機能を使えば、ボタンに割り当てられたアプリも、起動時にパスワード入力が必要になります。

続きはまたの機会に!